2006年からメキシコグランプリ復活へ

FIAとメキシコ政府が発表したところによると、メキシコでのF1グランプリ開催を2006年から5年契約で締結したとのこと。肝心のサーキットはというと、7000万ドルをかけてカリブ湾岸のリゾート地であるカンクンに新規サーキットを建設する計画らしいです。
そして、ご多分に漏れずコースのデザイナーはヘルマン・ティルケ氏です。最近のグランプリコースといえばおなじみのデザイナーである彼は、かなりとんでもない案を出してきたようでして・・・。

ウワサによると、こんなコースになるらしいです。

くわっ、おにぎり型オーバル+立体交差のインフィールドセクション=マッシュルーム?
いや、火星人?
しかもシンメトリカルだし。こんなサーキットみたことねぇ!

いちおう、ティルケの案らしきコメントが記載されている記事はこちら。



Mexican officials announce Formula One race in Cancun


Veteran race course architect Hermann Tilke of Germany is in charge of the track design, which combines a quasi-oval with several sharp curves and long straights.



Images of the design look like a mushroom with extensions angled up and out from its stalk to meet a straightaway that uses bridges to slash across the mushroom's cap.




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たしかに、擬似オーバルとインフィールドとロングストレートと立体交差をつかったマッシュルーム型サーキットと述べています。


ティルケは、最近のグランプリシーンに欠かせない人物で、サーキットの設計といえばティルケといった状態がずーっと続いています。
ティルケが手がけた仕事はというと、新設では、マレーシアのセパンサーキット、バーレーンサヒールサーキット、中国の上海サーキット、トルコのイスタンブールサーキット。
改装では、ドイツのニュルブルクリンクホッケンハイムオーストリアのA1リンク、日本の富士スピードウェイ、等、近年新設・改装されたグランプリコースは、ほぼ「すべて」彼の設計によるもの。

ティルケGmBHのオフィシャルサイトを見ると、コース図つきで解説も載っています。まだ、マッシュルームは書いてませんけどね。



architecture | racetracks


Sepang F1 Circuit, Sepang, Malaysia

A1-Ring, Austria

Nurburgring, Germany

Circuit de Catalunya, Barcelona, Spain

Hockenheimring, Germany

Fuji International Speedway, Fuji, Japan

Shanghai International Circuit, China

Shanghai Actual Project Status

Bahrain International Circuit, Bahrain

Bahrain Actual Project Status

Sachsenring, Germany

Racing Circuit Istanbul, Turkey

Istanbul Actual Project Status


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